小池K子のブログ

思ったことやその日の出来事を書いていきます。

ライブとファン

こないだ、サカナクションのライブに行きました。
ステキでした。
本当に。

元々ステキな曲なのは知っているけど、
知っている曲が多くあったので
さらにテンション上がりました!

イヤホンでひとり、じっくり聴くのもいいけれど
耳以外の細胞にも響く感覚を味わうことが
こんなに気持ちいいとは!
あんな大音量で聴けるなんて、ライブ以外にない。

サカナクションだけが流れるクラブにいる、
みたいな感じでした。
楽しい。


メンバーは豆粒くらいの大きさだったけど、
それでも動きは見えました。
二次元でしか見たことがなかった彼らが
本当に存在していたんだ!と理解するという
当たり前の、謎の感覚を味わいました。笑

それにしても一郎さん、楽しそうだったなあ。
見ていてこちらもニコリとなりました。



ネットを経由して彼らを見ているときって、
ある意味、タイマンの状態です。
わたしと、彼ら。
私から見た人物配置だけを切り取れば確かに、
一対一の構図になる。
しかし、ネットの情報は私だけでなく
彼らから世界中、多方向に発信されているので
一対一のコミュニケーションは成立していない。

ということは勿論わかっているんだけど、
なんか、たまに錯覚しそうになる自分に気づく。
極端にいうと、『世界には私と、彼らだけ』
のような。


アイドルやバンドマンだとか、
特定の人に異常に固執したりする心理って
『彼らと自分だけ』という世界にどっぷり浸かって
彼らを独占している気になっている状態のことなのではないだろうか。
だから、他のファンと自分は違うのだと思って
恋人なら許されても、それ以外の関係においては
行きすぎた行動に走ったりするんじゃなかろうか…


しかし、そんな独占した気になってる時って
程よく酔ってるときの酩酊感に通じる気持ちよさがあるよね。
だからなかなかその歪んだ世界から抜け出せず
帰ってこられなくなるのかも。
アル中だー!

…私も『帰らぬ人』にならぬよう気を付けよう。